ベトナム・ハノイに5日間滞在(2024年4月13~18日まで)したのですが、滞在中にホアンキエム湖で靴修理のぼったくりに遭遇しました。
- 靴修理ぼったくりの一連の流れ
- ぼったくられなかった対処法(値切った方法)
- 追い払った方法
など、紛うことなき体験談を綴ります。
靴修理ぼったくりの一連の流れ
ホアンキエム湖のベンチに座ってのんびりしていたら、一人の男が声をかけて来ました。
拙い英語で「どこから来たの?」
自分「ジャパン」
フレンドリーに近づいてきて靴クリーニングしようとしてきた
適当な会話を少しした後、「靴が汚れているね」的な感じで話題を靴に持っていき、「キレイにしてあげるよ」「貸してみ」「OK!OK!」と半ば強引に靴クリーニングを始めようとしてきました。
(ネットでの情報を見ると、前置きなしにいきなり靴をクリーニングしようとしてくるタイプもいるみたいですね。)
「No, thank you」「自分でやるから問題なし」と拒否しても、
「すごいキレイになるよ」「OK!OK!」と靴磨きをやろうとしてきます。(何がOKなんだw)
靴が少しでも傷んでいると修理しようとしてくる
約3ヶ月あちこち歩き回って履き倒した靴ですので、ソールが一部剥がれてたんです。(履いてて全く気が付かないレベルの綻びだったが、剥がれていたのは確か)
それを見つけるやいなや「壊れてるじゃん、直してあげるよ」「貸して貸して」とグイグイ来るので、つい靴を預けてしまいました。
そして靴修理が始まりました。
値段を聞いても答えないから布石を打つ
さすがに善意で直してくれるはずも無いだろうということで、たびたび「幾ら?」と聞くも、相手は「OK!OK!」とお茶を濁し続けます。(だから何がOKやねん!w)
何度も「幾ら?」「ノーマネーだよ」と払うつもりが無いこと、おまえの思い通りには行かないよということを伝えておきました。
請求額は850,000₫(約5,100円)
- ソールを縫い付け(両方とも)
- 汚れている部分をクリーニング
が完了し、おもむろにケータイをピコピコしながら数字入力して見せてきた額は、なんと850,000₫(約5,100円)!!
その時履いていた靴は、ワークマンで1,900円で買ったものです。新品を2つ買ってもお釣りが来る金額です。
アホかと呆れて鼻で笑うと同時に、ぼったくり過ぎだろ!とイラッとしました。
すぐさま「NO NO」と拒否。
正直、200,000₫(約1,200円)くらいの控えめな請求だったら払ってもいいかなと思ってました。
だがしかし、実際はその何倍もの額をふっかけてきやがりました。
それにムカつき、じわじわと怒りが込み上げて来たので、日本語で「そんな額払うわけねーだろが、バカか」「なめんな」などの文句をつい言ってしまいました。
譲らない姿勢を貫き通す
850,000₫(約5,100円)なんて払ってたまるかと断固拒否の姿勢を貫きました。
相手は「ベトナムクオリティはグッド!」みたいな感じで適正価格っぽさを主張してきます。
話にならないので、グーグル翻訳で
「高すぎるだろ」「おかしい」と支払う意思の無さを伝えていると、
850,000₫(約5,100円)
→750,000₫(約4,500円)
→650,000₫(約3,900円)
ストンストンと値段を下げてきました。
靴の壊れてた部分が復活してキレイになったのは確かだから、ビタ一文払わないのもコチラとしては後味悪いなと思い、
せめてもの譲歩として
「100,000₫(約600円)なら出す」
と言うと、
ぼったくりマンは「NO NO(アホかw)」と呆れた様子。
ですが、それ以上は払いたくないので、
「何度もノーマネーと言ったろ?払う金など無いぞ」
と言うと、
「ATMに行け」「日本円でもいいぞ」と。
なんだよコイツは!と思いつつ、
「そもそも頼んで無いだろ?」
「さんざん幾ら?と聞いたのに何故答えなかった?」
と詰め寄るも、
「ベトナミーズ、グッド」「ベトナムドン」と答えるばかり。(答えになってねえんだよ!w)
こうした不毛なやり取りに嫌気が差して払ってしまう人もいるのかもしれませんが、それだと「やっぱり日本人はカモ」と思われてしまうでしょう。
相手が折れるほどの面倒くささを出した
相手がはぐらかして来つつも、こちらも譲らない姿勢を貫きました。
すると相手も面倒くさくなってきたのか、値段は250,000₫(約1,500円)まで下がっていました。
ただ、自分としては100,000₫(600円)以上はありえなかったので、さらに面倒くささ全開・ウザさMAXで行きました。
「100,000₫以上出したら飯代が無くなる。」←(嘘)
「飯抜きで餓死したらどうすんだ!」←(流石にそれはない)
と、グーグル翻訳を見せたところ、ぼったくりマン思わず吹き出しました。
そんな具合のやり取りをしばらく続けていたら、
「あぁ、コイツはアホだ。ダメだ」と思ったのか、相手が折れて150,000₫(約900円)を提示してきました。
なので、すかさず100,000₫札を渡してやりました。
相手が「足りないぞ」と言ってきたので、
「飯代が無くなる。餓死したらどうすんだ」というさっきのセリフをグーグル翻訳の再生機能を音量MAXで何度も聞かせていたら、ぼったくりマンは呆れて100,000₫で諦めて去っていきました。
100,000₫(600円)とはいえ、予定外の出費に若干のモヤッと感がありましたが、少し壊れてた靴が思いがけず復活したので良しとしようと自分に言い聞かせました。(帰国後に接着剤つけたら直るレベルだったけど)
その後、離れた場所からぼったくりマンを観察してみたら、別の獲物を探して声掛けしてました。
【ハノイ】靴修理(靴磨き)ぼったくりの対処法まとめ
ぼったくり金額を請求されても毅然とした態度で断固拒否の姿勢を貫いていれば、ぼったくり金額は下がっていくので諦めずに粘るのがポイントです。
何よりも、すぐさまその場を立ち去って関わらないようにするのが懸命だと思いました。
ぼったくりに付け入る隙を与えないのが一番の対処法ではありますが、
- ぼったくりがいること
- どんな感じの手口なのか
をあらかじめ知くことも重要ですね。
日本人はお人好しが多いので、払わないと申し訳ないと思ってしまって言い値で払ってしまうケースも少なくないのかなと感じています。
ぼったくってくるかもしれないと少し身構えておくだけで、被害は減るかと!
旅行系のYOUTUBEを見ていてもベトナムでぼったくられた話は割とあります。
個人的に好きなYouTuber『おちょし』が、ハノイで道端の屋台の小さい丸ドーナツを1個だけ買おうとしたのに、あれよあれよとたくさん入れられ、結果150,000₫(約900円)で買わされてしまってます。
まさに温厚で断れないタイプの日本人はこんな感じでぼったくられるよなーって感じです。(1個5,000₫=約30円くらいが相場らしい)
↓ぼったくられる場面(21:13~)から再生できるようにしてあります。
ベトナムは治安が良いので今回のような方法が通用しましたが、治安の悪い国だったら危険な目に合う可能性もあります。
海外に行くと非日常の環境から、つい浮かれやすくなってしまいます。だからこそ、引き締めるところはギュッと締めておきたいですね。
ベトナム自体はとても良い国ですし、親切な人も多いですが、ぼったくりがあるのも事実です。”ぼったくってくるかもしれない”という警戒心は忘れてはいけないと感じた出来事でした。
コメント